基礎編(3):軽拘束モデルのプロセス(面をつくる)

図12)ボディ前半の面張り

 面張りについて従来CADに対して特別な手法がある訳ではありません。基本面/緩衝面(アプローチ)/フィレット面(Rがけ)という構造上3種類の曲面で構成されます。曲面の形状については若干のデリケートさはあるかも知れませんが、何よりもスケッチの上で造形できることがチェック作業も兼ねて大変楽です。

 なお、各造形手順や手法は唯一と言う訳ではありませんので参考程度にご覧下さい。

図13)ボディ前半のR始まり線をつくる

 フィレットの大きさを決めたらその境界線を作成します。

図14)ボディ前半のフィレットがけ

  R始まり線間の基本面を削除しフィレットを張ります。

図15)後半の基本面とアプローチをつくる

 後半部も幾つもの方法が考えられるのでしょうが、ここでは背面ラウンドを上面断面の丸味ラウンドの押え込み領域と考え、両端コーナーの平面フィレットと関連づける方法で作ってみました。

図16)後半のフィレット面をつくる

 これらの面(基本面×アプローチ面×フフィレット面)は全てG3レベルで接続されています。そのためには線レベルでその連続性が保証されていなければならないのは勿論です。

図17)完成

 

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